【リズム体操コロンビア編8】「私もやりたい!」障害者施設で起きた忘れられない出来事



この「コロンビア編」では、

エンジョイリズム体操考案者・ホープのぞみと
トップマスター講師・西 久子先生(https://www.convivo-hisako.com/)が、

日本から遠く離れた南米・コロンビアへ飛び、現地の子どもたちへエンジョイリズム体操を届けるまでの物語を10回に分けてお届けします。

資格を持つことで国境を越えた活動が可能になる
──その実例として、ぜひ読んでみてください。

パート8 「私もやりたい!」障害者施設で起きた忘れられない出来事

コロンビアで3つ目にエンジョイリズム体操を届けた場所。

それは、

障害のある子どもたちが通う国営施設でした。

そこには知的障害のある、6歳から18歳までの子どもたちが通っています。


「思っていたレッスンができない!」

現地へ到着して、私たちは少し驚きました。

私がイメージしていたよりも年齢の高い子どもたちが多かったのです。

14歳

15歳

16歳





身体も私たちより大きい子がいます。

普段の幼児向けマット運動のように、私たちが身体を支えて補助することは難しい。


どうしよう・・・・・と悩みましたが、やらない。という選択肢はありません。

どうしたらできるのか?

それにフォーカスして考え、

その場でレッスン内容を変更しました。


「逆立ち、やってみよう!」

せっかく日本から来たんだから、

子どもたちが

「すごい!」

「やってみたい!」

と思えることを見せよう。

そう考えて、

ぎゃくさか立ちを見せました。

すると……

「うわーーーーーーーー!!!」

ものすごい歓声!!

目が一気に輝きました。

そして、

「私もやりたい!」

と、子どもたちが次々に挑戦し始めたのです。


子どもが考えるのは、できるかどうかではなく「やってみたい!」

そこで私が嬉しかったのは、

子ども達がぎゃくさか立ちができたことだけではありませんでした。


それ以上に嬉しかったのは、

「やってみたい!」

という気持ちが生まれたこと。

初めて見たものに、

「無理!」

ではなく、

「私もやってみたい!」

これこそが、子どもの可能性が広がる瞬間だと思います。



一人の女の子が私のところへ

レッスンが終わった後。

一人のダウン症の女の子が私のところへ来ました。

そして、

「私もこれが好き!」

と言わんばかりに、自分のできる動きを一生懸命見せてくれました。

何度も何度も、

「見て!見て!」

と自慢するように。

その姿が本当に嬉しかったです。

その子が言いました。


「私、TikTokで見たことある!でも本物を初めて見た!」

画面で見るのと、

目の前で人がやっているのを見るのは違う。

そして、

自分でやってみるのは、もっと違う。

*初めてさかだちをトライした瞬間


知らなければ「やりたい」とさえ思えない

この時、改めて感じました。

知らなければ、子どもは「やりたい」とさえ言えない。

だからこそ、

私たち大人がいろいろな世界を見せてあげることが必要。

「こんなスポーツもあるよ。」

「こんな動きもできるよ。」

「こんな世界もあるよ。」

「あなたにもできるかもしれないよ。」

その一つのきっかけが、

子どもの未来を変えるかもしれない。

国籍も関係ない。

障害の有無も関係ない。

「挑戦したい」
という気持ちは、世界中の子どもの中にある。

この日の子どもたちの表情を、

私はこれからもずっと忘れないと思います^^


コロンビアで子どもたちと関わる中で、

私には一つ気になることがありました。

「そういえば……公園で遊んでいる子どもをほとんど見ない。」

公園はある。

でも、子どもがいない。

なぜ?

現地の方に聞いて返ってきた答えは、

「危ないから。」

その言葉を聞いて、

私は日本という国の「当たり前」がどれほど恵まれているのかを初めて実感しました。




続きはこちら↓
👉  なぜ子どもが公園で遊んでいない?海外から見えた日本(パート9)

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